看護師資格を持っている65歳以下の方を、潜在看護師と呼びます。潜在看護師が退職した理由として最も多いのは、結婚や出産、育児によるものです。このような潜在看護師が復職を考えたとき、子どもの送り迎えや家事との両立が最大の不安であり問題点となります。夜勤はおろか1日8時間勤務さえ難しい状況で復職するには、復職先を探す際に勤務条件をきちんと確認しておくことが重要です。
特に小さな子どもを抱えながら復職する場合は、勤務時間に無理がないかをしっかりとチェックしましょう。保育園への送り迎えなどがあるなら、始業時間と終業時間は何時なのか分単位で確認します。時短勤務があるかどうかも大切なポイントになってくるので、事前に問い合わせてみるか面接時に確認しましょう。同様に、通勤時間についてもあまり時間がかかると体力的負担になることも考えられるので、30分~1時間前後を目安にするのがベストです。
また、研修制度がしっかりしているかもチェックポイントとして重要視しておくことをおすすめします。ブランクがある方は、復職していきなり独り立ちというのは大変です。研修やOJTで、感覚を取り戻せる期間のある復職先を選ぶと良いでしょう。
看護師が活躍できる場所は、病院やクリニック、介護施設など多様にあります。転職サイトに相談すると、自分が考えなかった働き方を提案してくれることもあるかもしれません。その際は仕事内容に無理がないか、ほかの看護師の事例を聞いてみると参考になります。